食は エゴ2

対話集の中で、断食とか不食体の説明に

おいて、食べ物を食べたら大変なことに

なると言われた先生。

それは、どういう意味ですかと聞くことも

無かったのは言われたことを理解したから。

人の本能の中で、最も根強いのは、食欲で

あり、それに次いで性欲が挙げられるかも

知れない。食べること、これ即ち生命維持の

根幹をなす欲望というエゴを最大限に強化

することに外ならない。

これが食べたら大変と言う意味。

食の粗大なものは、繊維質などが排便を

促進し、中程度のものが筋肉やその他を

再生し強化する。

食の中で微細な物、エキスは心を作り

出している。

微細なエキスは、神経組織と中枢部分に

栄養素を運ぶので、マインド、自我を

食から摂取した化学物質が強化する。

神経組織は、魂の知覚が流れる経路で

あり、これを古人は、神の力と考えて、

神経と名付けた様子。

つまるところ純粋な魂の知覚と言う力は、

食の影響下にある神経組織によって脚色

され、汚染され、各中枢において知覚が

化学物質により歪曲される。

加えて、脳が思考の座となるので、思考と

記憶に歪曲される魂。魂の知覚は、脳から

入り、脊髄を通して全身の神経網へと配分

される。

このように魂は、その知覚が肉体内に封じ

込められて、出口が無くなるということ。

そして、身体から外部へ魂の知覚と言う

エネルギーが放射されるとき、その出口と

しての感覚と脳の思考を通して働くので、

魂は更なる束縛を余儀なくされ、思考と

感覚が自分のものだと勘違いを起こし、

その勘違いに気づく事ができない。

つまるところ、三度の食事をお腹いっぱい

食べる人は、悟る状態が破壊されていると

言っていいのです。間食だ、夜食だ、酒だ

というのは、知らずと悟りの障害に拍車を

かけているということです。

このことが食の欲望が、魂のあなたを殺して

いると言う意味なのです。

 

自然とそれに気づくのは、10億人に ひとり

居れば、いい方かも知れない。

幼少のころから、誰かに教えられた訳では

いが、食と言う生存欲求の根幹を否定して

きた先生は、凄いと言うしかない。

当然ながら過去世でも不食体であったので、

幼少期から不食体になったということ。

これもカルマです。

食を否定して育った子供は、エゴを持たな

かったので、解脱も自然なものであった。

やはり凄すぎる。

記事「質問」そしてまた「エゴの正体」に

書いたけれど、先生の前置きがある。

「皆さんの参考になるかどうか分からない

けれど、、、思考の出所はどこかと問えば、

エゴは自ら姿を現し去ってゆくのです」と。

或いは、「思考を見れば思考は消え去る」と

そう言ったのは、既に悟った魂の感覚だと

いうこと。この先生の説明を皆さん自身は、

参考にならないと思うだろうか。

もし参考にならないなら、言葉にして教える

ことは無かったと思う。

時々いう文字を読まず、文字に現れない意味を

知ること。これが大事。

長文にすると、読んでも忘れる人が多いので、

記事を改めます。