内なる敵1

さて、この度は、自我・エゴについて

つまり、内なる敵について、これらを

皆さんと共に深掘りしよう。

世間がとらえる自我の意味、また

皆さんが認識する自我は、どのような

ものか?

なお心理学上の自我についての説明は、

そのリンクを下に貼り付けておくので、

一読しよう。これは速読でもオーケー。

 

さて、ラナママハルシさんは、心は

想念の束に過ぎないとして、その心は

邪悪なものだから一掃しろと言った。

そしてまた、邪悪な心を一掃すれば、

真我を悟るとも言っていた。

 

しかしながら、自然の美しさを見て、

美しい!と感動する心が邪悪なわけも無く、

更には、見返りを求めない人の親切な

思いとか、行為が邪悪なわけも無い。

そしてまた自分に対し誠実に生きんと

する心は、これも邪悪と言えない。

ほかにも心の良さは沢山ある。

 

では、表題の内なる敵について、即ち

自我とか、エゴはどのように捉えたら

いいのか?

先生の指摘される自我、エゴについては、

心の中のエゴの部分が障害だと言うこと。

そのエゴとは、いったい何か?

エゴは、心の総体ではなく、心の中の生存

欲求だと教えられた。

これを受け入れて理解する人は、いない

のではないだろうか?既知の心理学もまた

生存欲求が自我だと言わないのではないか?

なぜなら生存欲求とは、人間存在の根底を

なす基本的な権利だと認識するからだ。

そういう認識論を打ち出さなければ、人は

無価値なものになるから。もし、人間が

無価値な存在だと言うなら、既知の心理学は

無用の長物になるからだ。

 

なぜ、生存欲求がエゴなのか。生存欲求が

なぜ、生存欲求が表題の内なる敵なのか?

このことをもう少し深掘りしよう。

 

続く

 

☟意味をなさない心理学

自我とは? 意味や使い方 - コトバンク