クンダリーニ

古代インドの地に生まれた、ヨーガの

世界観では、魔訶不思議な力について、

色んな考えが生まれ、多くの学派を生み

出した学説の一つがクンダリーニと呼ぶ

超越的な力。

それは、人体の尾骶骨に眠るとされる

とぐろを巻いた力をクンダリーニと言い、

それを目覚めさせると、強烈な霊力が

呼び覚まされると説く。それを脊髄内の

空洞(スシュムナー管)を昇らせて脳に

あるとされる千弁の蓮花のサハスラーラへ

到達させるとき、大光明を得ると説く。

このことは、ビヴェーカナンダさんが

翻訳したラージャヨーガ本に書いてある。

 

だがしかし、クンダリーニの事は、過去に

体験を幾度か書いたとおり、尾骶骨の中に

あるのではなく、肉体を抜け出したところに

あるということ。肉体を抜けたところとは、

何処かと言うなら、先生が示された唯一に

あると思えばいいです。唯一、そこは無で

あり、全てがあるということから、クンダ

リーニも唯一にあると知ればいいのです。

これを知れば、クンダリーニを覚醒させる

には、唯一へ向かえばいいと言う正しい

知識が生まれる。

ラナママハルシさんもまたクンダリーニは

肉体の外にあると書籍に書き残している。

 

個人的な体験なので、万人に当てはまるか

どうか分からないけれど、しばしば体験した

身体からの脱却現象がある。

ある時、地元の新潟県の信濃川の土手に座り、

瞑想ポーズを取った時、肉体内にある微細体が

膨張し、すぐさま奈良の大仏よりも大きくなり、

やがて数百メートルもの高さを持った時、

地上にある小さな肉体内から、ボーリング大の

大きさの火の玉が回転しながら放出され、凄い

スピードを持って上昇し、巨大化した自己意識の

胸部のあたりで、炸裂したという体験。

そこでは、自分の未来を見たと言う体験。

いわば未来透視。

この細かな描写は、火の玉は小さな肉体を

抜けf出して、ハートと呼ばれる意識の座に

到達したとき、それは炸裂したということ。

このことから、回転する火の玉というのは、

自我意識であり、クンダリーニではない。

火の玉の炸裂は、自我の破壊を現すので、

ハートの座にクンダリーニはあると知ろう。

 

自己の悟り、それは、魂を知覚すること。

そのためにクンダリーニの知識など必要が

まったく無いです。それを考える必要さえも

なく、意識することは無駄です。チャクラも

第三の目も、守護霊も知らなくていいのです。

これらは全部が、外側にある関心ごとであり、

心が外を向くと言う弊害があるけれど、心が

内側へ向くと言う実質的な効果は何も無いと

いうこと。

 

もし、皆さんが、クンダリーニ覚醒だと言う

ブログ、YouTubeを見たならば、見ないほうが

いいけれど、このリンクを残してあげよう。

間違いに気づく人もいるかも知れない。