新宿乞食 7

新宿乞食の1~7までは、自伝の一部と言う

訳ではなく、苦労したという自慢話しでも

なく、読者も考え、知って欲しいのです。

人生とは、何か。

自分は、何者なのか。

なぜ、苦が生じるのか。

世界とは、なんであるかを。

新宿乞食 6では、高尾山に分け入り断食死瞑想

する予定であったと書いたのに、なぜ今も生きて

ブログを綴り、セミナーをやっているのか?と

思う読者も居るかも知れない。

あの頃、いつ山中へ行こうかと、タイミングを

見計らっていたのである。高尾山へ行く電車賃

よりも余分なお金があったから、ネットカフェに

泊まったりもした。

思うに、60歳を過ぎての住所不定、家族も仕事も

なし。生きようとする目標も意欲も執着もなし。

栄光に輝いた過去の実績に執着することも無く、

何を後悔することも無し。それは、晴れ渡った

青空の様に雲ひとつなく、心は軽く、澄み渡って

いた。皆さんもぜひ、体験してみたらいいのだ。

なにも乞食を体験しろと言うことではないよ。

 

その日、何気なく、新宿の紀伊国屋書店へ行った。

つい精神世界のコーナーへ行く。そこでは、二十歳

くらいの女の子が二人して、大川隆法の本を買い

あさっていた。

「それ支部がお金を出してくれるんだよね」と声を

掛ければ、

「ハイそうです。あなたも会員さんですか?」

「いいや違うよ。」

その二人は、両手に本を抱えてレジへ行った。

そのようにすると、売れる本だと勘違いして、

書店は特設コーナーを作るのだ。GLA教団も

昔からやっていたことである。

自殺願望者との出会い

反対側の隣には、クンダリー二瞑想なる本を

見ている女性がいた。彼女の頭頂にはグレー

色のエネルギーがあった。

あれまあ?自殺したいと思っているんだな。

その作者・成瀬さんの本は良くはないから、

ラージャヨーガの本を勧めたのだが、読み

切れないし、理解しないだろうと思った。

「お茶でもしようか。」

「はい。」

近くにあるライオン店に入り、スパゲティーと

コーヒーをオーダーした。すると彼女は、眼を

丸くして僕を凝視している。そして、泣き出し

ながら「わたしを弟子にしてください!」と

言った。周囲の目線が集まる。

彼女は、日浦が放つ広大な黄金の光りを見て、

黄金の中に銀色かプラチナのような細い光線が

放射状に放たれているのを目撃して「こんな

広大な光りを、今まで観たことがありません。

ですから弟子にして下さい」と言ったのである。

このような彼女は、素晴らしい霊眼を持っていて、

美人であるのに、なぜ自殺をしたいのか。まだ

30代の前半だろう。彼女のプライバシーに触れる

から詳細は省こう。

日浦も困ってしまった。弟子にしてくれるなら、

自殺は思いとどまると言うが、その数日後は、

日浦自身が断食自殺する予定なのだから。。。

さて、どうしたものか。

スパゲティーを食べ終えたとき、逃げ去ろうと

したが、電話番号かメルアドを教えろと言う。

それを振り切って、レジへと向かったが彼女は

後を追ってきた。追いかけられても死にゆく時、

弟子など持てるわけもない。ただでさえ面倒だ。

結局のところ、後日の再開となった。

やって来た彼女は、二冊の通帳を見せて、中を

開いてみろと言った。その金額は書けないが、

凄いお金持ちなのだ。その金をぜんぶ日浦に

くれるから、どうしても弟子にして欲しいと言う。

弟子を断れば、彼女は自殺するのだ。 はてはて

困ったな。。。

新宿の聖者になってください

日浦の迷いを押し切るかのように、「新宿の

聖者になってください!そして、わたしだけ

ではなく、大勢の苦しむ人を救ってあげて

下さい!」そう言った。

お金をだすから、わたしだけを救ってくれと

言わなかった彼女は素晴らしい。その言葉に

心を動かされた日浦は、この彼女を救おうと

決心したのであった。

そしてまた、このような想念が去来した。

「ああ、またもや死ねないのか。。。」と。

この人は、日浦のセミナーには来ないけれど、

ブログを読み、安心してくれている。

自殺願望を抱いた彼女から支援して頂いたお金は、

日浦のセミナー受講料の中から、毎月お返しして

いるのだ。

このラーラジャパンのブログを綴るのも彼女の

願いでもあり、そしてまた多くの人の支えが

あったからこそなのだ。

それから後、元スタッフを務めた長野君の紹介

によって、紫蓮さんとの奇跡の出会いが生じた

のである。新宿乞食 終わり

 

ラーラ岐阜から
師匠のブログを拝見しますと、世の中の人が
体験するかも知れないであろう ありとあらゆる
大きな出来事の全てをたった一回の人生に凝縮
して生きてきたように感じます。ちょっと考えら
れません。そんなには体験出来ませんし、あり
得ないです。驚きです。