マントラ

瞑想やヨーガの修練において、しばしば

マントラが登場する。日本語的には真言と

言うものか。スピ本とかネット上では必須

のように言われる傾向がある。CDに録音

されたマントラ、唱えたことのある読者も

いるのだろう。

マントラは、唱えるべきか、唱えなくていい

ものか。その答えは、複数ある。

効果があるマントラなら、唱えても良いが、

唱えないほうがよいマントラもあるのだ。

その区別は、ネット上では語られていない。

誰も知らないから。

第一に、マントラの現す言葉の深い意味を

知らなければならない。

それ故、サンスクリッド語のマントラをその

意味も知らない日本人が唱えたり、聞いたり

するのは、殆ど効果がないと知るべし。

そしてまた、マントラ効果は、唱える者の力に

よっては、恐るべきものがあり、天候を自由に

激変させたりする。そして、人を呪いに掛ける

マントラもある。悟りへ誘導しないマントラも

あるし、人を束縛へ導くマントラもあるのだ。

まさに両刃の剣。素晴らしくも恐るべきもの。

総じて、意味が明確でないマントラは唱えない

ほうがいい。危ないマントラもあるのだから。

 

ラナママハルシさんが語ったマントラの例え

話は、とても良いから紹介しておこう。

話しは、国王と家臣の大臣との会話に表される。

マントラを唱えるという大臣がいた。王は大臣を

呼びつけて、自分にもマントラを教えろと命じた。

大臣は、教えることは出来ないと返事をした。

王はいぶかしそうに尋ねる。「何故か?」と。

大臣は、マントラを唱える者は、その権威が必要

だと答える。マントラの権威とは何か?と問う王に

対し、大臣は実例を示した。

王に謁見する場には、武器をもった護衛兵たちが

いるが、その兵たちに向かい、あの王を捕らえよ!

と大臣は命じた。しかし、兵士は誰も動かない。

大臣は、もう一度「王を捕らえよ!」と命じたが、

誰も動かない。

それを見た王は、怒って、兵士たちに命じた。

「大臣を捕らえよ!」と。すると、大臣はすぐさま

捕らえられた。大臣は笑いながら言う。「王よ、

これが権威です」と。マントラを唱える権威とは、

真我体現者のことだ。

 

ネット上で語られるマントラは、期待効果が得られず、

マントラを教えるスピ系リーダーの誰もが、その権威を

持ってはいない。そうであるからこそ、皆さんに言う

ことは、「真我に到達してからマントラを観よ。」と。

マントラ無くして、ゴールへ行けるのだから。