露天風呂

 

【 家の露天風呂 】

温泉地の露天風呂もなかなか良いけれど、

家に作る露天風呂は、なお素敵なものだ。

もちろん事業が絶好調の頃の話しだが。。。

 

ある日、庭師を呼んで、露天風呂のスケッチを

渡した。庭師曰く「会社社長やお金持ちの庭を

沢山作ったけれど、自宅の露天風呂は、これが

初めてだ」と喜んだ。儲かる仕事だと思っている

庭師に言った。

「池を作り、そこへ錦鯉を泳がせるか、それとも

給湯設備を伴う池を作り、人が入るかという使い方の

違いだけ。天風呂だと言って、高額な見積り金額は

ダメだよ」と念押しをする。

 

やがて我が家の庭に素晴らしい露天風呂が完成した。

7名~8名が入れる池だ。単なる池。それに水道管が

隠されてはいたが。池の周囲には、大きな自然石が

巧みに組み込まれていて、小さな渓谷を思わせた。

花を咲かせる樹木を盛りだくさん並べて、周囲に

シダ類や草花を植えこんだ。ミニ自然界が水面に映る

さまは、素晴らしかった!家の浴室からお湯を作り、

池にお湯を張り、すぐ裸になり、ドボン!あちち!

 

露天風呂の敷地には、大きな飛び石を置いて家の

浴室へ続くようにした。すのこ板の休憩場も作った。

家の浴室はタタミ12畳間くらいの広さがあり、そこに

小さなサウナがあり、大型の高級スピーカーがしびれる

サウンドを聴かせる。なんと映像モニターもあった。

マッサージ用の電動リクライニング椅子もあったが、

殆ど使わなかった。無駄な買い物だった。

 

三年もたつと、露天風呂の樹木が成長し、多くの

枝葉を茂らせる。大きな石に苔が生えて、成長した

草花に花が咲く。人工とはいえ自然の中に置く身体は、

癒しが働く。ゆったり浸かり茹ったような身体は、

すのこ板の上で休息する。心地よい風に吹かれて

本当に心地いいものだ。

 

24時間入れる我が家の露天風呂。楽しむ四季の

露天風呂。バラの花びらをふんだんに入れたバラ

風呂も素敵だった。春になれば、何処からか鶯が

やってきて、法華経を叫んでいた。「おまえ、

創価学会員か?」まさかね(笑)

 

家の周囲に土地があれば、露天風呂をお勧め。