鈴鹿の訓練

二度とバイクに乗れない。そして、バイクの受験さえ

受けられないと言われていたが、ついに大型バイクの

試験に合格した。控室には、2人の合格者がいた。

免許証を持ってきた試験官は、「このなかに免許を

発行できない人がいる」と言った。「やばいな」

免許を貰った二人は、嬉しそうに退室した。

 

さて後は、試験官を誘導すれば、免許が手に入る。

だろう?試験官をマインドコントロールした結果、

初めは、交付しない、と言った免許を貰えた。

その話しは、省略しなければならないね(笑)

そして、遂に日浦は大型バイクの免許を手にした。

 

やったぜベイビー!

 

その足で購入を予定したバイク屋へ行き、免許が

あることを見せて、買い、それに乗って中川先生の

教習所へ遊びに行った。

先生:「合格おめでとう。このバイク買ったのか?」

日浦:「合格を前提にして買っておきました。」

あの当時は、輸出専用ヤマハ・VMax・1200CCは、

世界最強と言われたドラッグレース仕様の世界最速

マシーンだった。

チェーンではなく、シャフトドライブだった。

 

先生:「こんな化け物マシーンを買ってしまって、

命を落とすなよ。」

そう言いながら、VMaxにまたがったかと思いきや

路上へ乗り出し、あっという間に姿が見えなくなった!

乗ったことのないバイクを瞬間に乗りこなすのは、

まさにバイクの神様ゆえと言っていい。

1時間ほど経って帰ってきたが都内を自在に疾走した

のだろう。

先生:「素晴らしいバイクだ。史上最強と言えるな。

君は、特別訓練生として、白バイ隊の訓練を超えた

特別訓練をしてあげよう」そう言った。

それから、一般高速道や都内の公道に出て、しかも

白バイ隊とも一緒に走った。人の居ないところでは、

白バイ隊員とスピード競争もした。訓練された白バイ

隊員も、VMaxのパワーとスピードに追従できなかった。

日浦の走行テクは、白バイ隊員と変わらないまで上達

していた。

 

時々は、単独でも都内を走行したが、白バイ隊員が

追いかけて来て、敬礼してくれるのだ。なぜかって?

日浦の走りが白バイ隊と同じなので、非番の白バイ

隊員だと勘違いし、敬礼してくれた。

 

更なる訓練として、鈴鹿サーキットでの特別訓練も

受けた。その時の写真。ゼッケン NO.1が日浦。前列の

黒いチョッキ姿が、中川先生。

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サーキットを走るとき、そこには存在し無いと言うのに、

信号とか交差点、小石などを時々意識して走るから、

速度が落ちてしまう。この恐怖心とテクの未熟さが負けを

生むのだ。ほぼ毎日、サーキットを走っているインストラ

クターもまた、バイクの神様のような走りを見せてくれた。

二人の女性ライダーも凄い走りが出来る。街の走りやでは

彼女たちの走りについてゆけないだろう。バイクの世界でも、

高度な知識と訓練されたテクが、とても重要だと思い知る。