左足の復元

さて、足の肉が落ちた左足の復元についての
ヒーリング体験を書こう。

そこは、本当に暗い世界だった。

もはや親戚が寄り付かないだけでなく、
近所も僕に顔を合わせない。挨拶も無い。
時々道を歩けば、人は唾を吐き、中には
石を投げつける者もいた。
それは、同業者だった。

仲の良い友人たちや知人も去ってゆく。
銀行は、豪邸を競売に処すと言ってきた。
すべては、ウソの流布が原因だ。
事業再建の可能性は全くなくなり、
生活の基盤を失って、生きる希望は
何も無かった。

万事休す!

絶望という名の体験

その日、カーテンを閉めたままの昼なお
暗い寝室。ベッドに腰を下ろして左足を
眺める。やはり正視に堪えない。
死ぬ元気もなければ、生きる元気もない。
このような絶望体験は、2度や3度では
無かった。
今までも瞬く間に会社を再建し、短期に
業績を伸ばすこと、5回ほど。しかし、
また潰されたり、乗っ取られたりする。
それは、打ちのめされるために立ち上がる
ようなものだった。立ち上がらなければ
良かった、そう思った。

再び聖霊を呼んだ。二度も。

やはり彼は来なかった。

だが、暗い部屋の片隅に、大きな光りが現れて、
それが人の姿になった。白いベールの女性だ。
僕の足元に来たが、それは人ではなかった。

長身の美しい顔をした霊的なものは、僕の足元に
ひざまずいて、両手を持って右足を触った。
健全な右足の細胞をスキャンしているかの
様だった。次には、肉が無くなった左足を包み
込むように両手を持ってきた。

すると、左足が完全に復元した!

自分の両手を使い、足を触ってみれば、肉が
再生され、感覚も戻っていた。瞬時の回復だ。
ふくらはぎの肉が再生され、皮膚が元通りに
なって、血管内を血が流れている。これらが
瞬時だった。医学的に説明がつかないだろう。

光り輝く霊的な存在。
僕の眼を見つめながら、あるメッセージを残し、
再び光りとなって消えた。

絶望の彼方
若いころ、丹沢山中へ10日間の断食瞑想に行った。
そして、超越体験の数々を観たが、この時は、
もう20日以上も食がない。水道も止まっていた
から水さえ飲めなかった。
ここでも超越感覚が芽生えていた。

借金がなんだと言うのか。
返すべく金が無く、収入減も失ったのだから、
借金という観念の重荷が消えていた。
返さなくてもいいんだというフィーリングが
やってきて、心に平和が訪れた。

家の競売?
もう生きられない、もう事業も出来ない。
ならば、住む家が必要なのか?要らないな。

生と死の欲望、そして、生と死の恐怖もまた
消えていた。完全と言える無執着の境地。

絶望の彼方は静かな平安だった。