黄金の鷲

【下記は、転載・流用を禁じます】

僕は子供の頃から、天空を飛ぶ鷲が好きだった。

大地を這うがごときの生き物を超えて、

天空を飛ぶ姿は、自由さを現していたからだ。

やがて中学生になり、鷲を飼育したいと思い、

鷲のヒナを探し廻ったけれど、入手できなかった。

仕方なく3人の友人と共に、大きな杉の木に登り、

カラスの巣の中から3匹のヒナを取り、それを

飼育した。

下校すると、カラスの餌をとりに行った。

ドジョウ、タニシ、ミミズなどを。

成長とともに、良くなついてくれたから、

放し飼いにした。それでも、やはり大鷲を

飼いたかった。

ある夜、不思議な夢を見た。

雲を突き抜ける険しい山岳にそびえる大木。

その大木を登っている自分がいて、ついに鷲の

巣にたどり着いたという夢。

巣の中をのぞき込むと、そこには、ヒナが

おらず、三本の巻物があった。巻物とは、

木の棒を芯材として、秘儀を書いた紙を

巻き付けて、それを紐で結んだもの。

それを観たとき、鷲というのは、真理の

化身だ、と知った。

元スタッフ長野君の手記より。

ある時、日浦師匠が手作りしたイーグルの

ジュエリーを紫蓮さんにお見せたしたとき、

紫蓮さんの口から驚くべき言葉が発せられた。

紫蓮さん曰く、「これは、日浦さんご自身の

シンボルである黄金の大翼を持つ黄金の

イーグルですね。」とおっしゃいました。

シンボルとは、どのような意味ですか?と

長野は問いました。

紫蓮さん曰く、「羽は、人を自由へと解放する

力の象徴です。自由へ解き放つ力という存在の

シンボルです。それは、あまたの魂を救済する

強大な解放のパワーの象徴が大翼です。

それは、日浦さんご自身そのもののように思います。

日浦さんが、巨大な黄金の大翼を持つ方だという

のは、あまたの魂たちを自由へと解放する存在、

その力そのものが、日浦さんの魂の本性である、

ということです。

このような広大な黄金の大翼を持っておられる

存在は、人類史上いらっしゃらないでしょう。

僅かな過去の痕跡はありますが。

大翼は、プラチナ色、白金色、黄金色であり

もする稀有なものです。それは、巨大な力、

破格の桁違いのパワーの象徴です。このような

巨大な力の存在が人間として、ただ地上に存在

するだけでも、地球の歴史が始まって以来の

奇跡です。」

このような紫蓮さんの言葉を聞いて、日浦も

大いに驚いた。幼少から鷲を欲した理由も

納得した。

大鷲の姿、その翼については、古代から

世界中の人々が求め、描いてきたけれど、

あくまでも物質的なものだ。人々が求める

本当の意味は、大鷲と大翼の現れの意味を

求めてきたのだ、と言うこと。

それは、非物質なる不可知な力であり、

それを視覚化できない人は、真理と呼んだ。