邪教のカルマ

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2018年4月10日、「幸福の科学」を30年間も

信奉したという彼は、個人相談に来た。

在会中の彼は、書籍やグッズ、ご本尊像を

買わされて、なんだかんだと名目の献金を

強要され、合計約7.000万円を取られたという。

「いま思うに、単に金をとられたんですね」

という彼。

「そうだよ。君が最高額の被害者か?」

と聞けば、

某建造物の柱1本が1億円。それを2本も買わ

された女性がいて、なぜか献金後、すぐに

死亡したと言う。

「お金が無くなると、ポイッと捨てられる。」

と言えば、

「そうです!金を取ることだけが狙いです。」

と言った彼。

「入会して5年目ころ、おかしいと思いながら、

なぜ30年間も退会しなかったのか?」と聞けば、

しばし考えていた彼の口から出た言葉は、

「確かに、そのころ、おかしいと気づいていました。

しかし、お金を投資したこともあり、やめると不幸に

なるという脅し文句が僕を縛っていました。」と。

「そうだ、君を束縛したのは、自分自身だ。」

それを納得できないという顔つきの彼。なぜ納得が

できないのか理由がある。教団を退会したけれど、

メルマガを受信していると言う彼は、教団へ未練が

あるのだ。メルマガを通しても霊的な干渉ができる

から、止めろと伝えた。書籍もご本尊も捨てろと。

 

二度目の相談2018年4月24日に彼が語ったことは、

「教団のメルマガを止めたら、思いのほか心が軽く

なって驚きました!」と。ただ書籍をブックオフへ

持ち込んだら、店が嫌がり、引き取らない幸福の

科学の書籍だそうな。

「書籍を火にかけて、焼き芋でも作ったらいい。」

「焼き芋ですか(笑)」

「なぜ僕は、このエセ宗教に入ったのですか?」

「過去世において、似たようなエセ宗教を信じた

から。」

「なんですって!?過去世でも?」

「そうだよ。会員とか信者の殆どは、カルマ故に

宗教を信じ込む。教祖もカルマゆえに似た宗教を

作る。もし君が来世にまた生まれたら、今と同じ

運命をたどるだろう。」

「冗談じゃアない!イヤです!」

「カルマゆえは冗談じゃアない。誰もカルマを

避けて通れない。それがイヤなら真実を邪とを

見抜かなければ騙され続ける。」

「それでも、この騙された苦労も、魂の成長と

進化に必要なことなんですね~。」

「それは違うんだ!」

「え!・・・?」

「魂は、原初から完全無欠であり、なんの成長も

進化も改善さえも必要としない。それが真理だ。」

「そ、そんな教えは、聞いたことがないです!」

「真理を語れない者、それが邪教というものだ。」

「ではなぜ僕は、日浦さんの所へ来たのですか?」

「過去において、少し触れたことがあり、わずかな

カルマの痕跡が君を連れてきたのだ。」

彼は沈黙していた。

カルマを破壊すれば、君は自由だ。だから君よ、

カルマの破壊方法を聞き給えと言って、それを

教えた。相談の後、夕食を共にしたいと言う彼。

夕食の時、日浦のカバンにあったシルバーの

アクセサリーを見せたら欲しいと言う彼。

「レンタル倉庫に眠る、思い出の品々と教団の

グッズすべてを処分したら、また来なさい。

その時、売ってあげよう。」

「では、また会ってもらえるのですか?」

「もちろん」

彼は、喜びながら新宿駅へ向かった。初回の重々

しく暗かった彼と大きく変わっている彼の後ろ

姿を見送った。

彼もまた、もう1年以上もセミナーに通っている。

時々、彼が他の受講生たちに言うことは、「僕は

救われました。」と。そしてまたアクセサリーを

身に着けていることも守られているのだと知覚して

いる彼。

真実の教えは、不幸のすべてを駆逐する。すべての

人々が解放される日は、どのようにして。