出会い2黄金のオーラ

【無断転載・流用を禁ず】

日浦の若いころ、GLA教団の開祖・高橋信次と

いう宗教家に騙された経験がある。霊眼を持つ

自分が信次は偽物だと知っていながら騙された

という屈辱体験をした。

世の中、上手が居るものだ。

以来、宗教家、霊能者、占い師を信じることが

なくなって、人を信じる必要も無いと知った。

 

もし、これから紹介される女性が詐欺師なら、

すぐに化けの皮がすぐに剥がれると思いつつ

待ち合わせのファミレスに着いた。

挨拶もそこそこに、彼女を試すように聞いた。

もし、偽の透視をする人なら、すぐ帰るつもり

だった。なんとなれば、「私は人のオーラが見え

ます」と言った人は過去10人はいたが、彼らが

言うことは、共通して身体の中心から80㎝とか

90㎝の卵型オーラだといい、オーラの色は、

紫、白色、透明など、語る人に依って違っていた。

そんな彼ら彼女らは、オーラなど観えていない。

見えないくせに見えるという人を詐欺師だと僕は

言うのだ。巷のスピ世界は、みな詐欺師なのだ。

目の前にいる和服姿の奥様は、日浦のオーラを

なんというのだろうか。

「こんにちは。僕は日浦と言います。あなたは

僕のオーラが観えますか?」と聞けば、「はい、

視えます」そう言った彼女は、真っ直ぐに真上を

見上げた。首が直角になるほど。元スタッフは、

上に何があるのかと不思議がったが、上には

天井と蛍光灯があるだけだ。彼女は、真上を

向いたまま言った。「なんと!巨大でしょう!

このような巨大な光り、巨大な力を観たことがあり

ません!あなたが放つオーラは、このファミレスを

はみ出しているのですよ!しかも美しい黄金のオーラ

です。黄金のオーラは滅多におりません」そう言った。

なるほど、この人は、今までの霊能者と大きく違う。

至近距離の対面では、巨大なオーラの境界が観え

ないから、オーラの投影されている光源を透視して

いるのだと知る。僕のオーラを的確に描写したのは、

この女性だけだ。彼女の慧眼、霊眼、本物か!?

この女性は、過去の詐欺師たちとは大違いである。

どこまで正確な透視が出来るのかまた聞いた。

続く